インタビュー

“1/5000のホスト”社長 渋谷奈槻

突如SNSでFGHDの社長就任を発表した“しぶなつ”。
この歌舞伎町で最も影響力のあるホストと言っても過言ではない彼が社長になったことで、グループにどのような変化が生じるのか。

今回は、“しぶなつ”が社長という立場に何を想い、この先のビジョンをどう考えているのかに迫った

FUYUTSUKI -PARTY-(冬月パーティー)
東京都新宿区歌舞伎町2-14-8 メトしゅnロプラザ2ビル8F
☎03-6205-9855
撮影●RED WOOD

社長就任による変化、自身が考える〝良いリーダーの条件〟を教えてください

10月から冬月グループの社長に就任しましたが、先に結論言うと、以前と何も変わりません。社長として店舗を見るなどの付加業務や責任は当然ありますけど、僕が「しぶなつ」である事は何ら変わらないので。

組織のリーダーになる人は、叩き上げか、もともとリーダーから始める人の2択じゃないですか。僕は最初寮でCグループで入った過去を経て今に至るので前者なんですけど、その場合はマイナスの経歴を作ったら、その時点で良いリーダーにはなれません。1回でも失敗したら終わりです。

リーダーになるための良い交渉材料を、いかに自分で作っていくかが大事だと思っています。

ホストのみんなに持って欲しい目標はありますか?

下の子たちにも目標はもちろん持ってほしいですけど、目標はコロコロ変えて良いんですよ。目下に作った目標を再設定できるような人になってほしいですね。

例えば何かデカい1つの目標があって、それまでの小さい目標をどんどん達成していく感じ。結局ホストって、自分が成功体験を掴まないと絶対続かないんで。僕は社長になってもプレイヤーを続けますし、見える景色は以前と一緒。だから信用を積み重ねていかないと先はないんです。

売上以外で大切にしていること、そして自身の強みと弱みを教えてください

僕がホストとして売上以外で大切にしていることは、どれだけ多くの人に影響を与えられるか。そしてどれだけ人の記憶に残るかです。自分のストロングポイントは、なんでも捨てられることで、いつでもゼロの状態になれることです。

例えば今1000万売ってても、ゼロの状態というマインドを自分にかけて、あと2000万売るぞって思えるんです。逆に弱点はなんだろう。克服してきたけど、強いて言うなら、新しい想像を形にできないとこですかね。