インタビュー

SHINY嫌われる人間夏希ルイ

前回、前代未聞の内部勢力図を公開し、話題をかっさらった歌舞伎町の革命家【ION】氏が仕掛ける第2弾は、シャイニーの代表取締役である「夏希ルイ」の真実である。衝撃的なタイトルの裏に隠されたものとは?

支配人
ION

SHOP DATA
SHINY
東京都新宿区歌舞伎町2-21-4
三経21ビル4F
03-6233-7995

現シャイニーの代表取締役である「夏希ルイ」が、同店で1番の嫌われ者であると語るのは支配人のION氏。あまりにもストレートで衝撃的な言葉に取材班は度肝を抜かれた。その理由を詳しく聞いてみると…

ION■ 僕が作ろうとしていた.com(前店)は、「楽しくて自由なクラスメイトのような組織」なんです。基本的には自主性に任せていたので、売れようが売れまいが楽しければ良いでしょうという考えだったんですね。

SHINY 代表取締役
夏希 ルイ

そういったコンセプトの元、月日は流れ2019年の7月を迎えました。店名を「SHINY」に改め、新代表として夏希ルイが就任。

僕はお店を任せる以上、ルイが選ぶ選択肢に否定をしないことを伝えました。そこでルイが僕に言ったのは「厳しくしますが、やりすぎじゃない?とかは思わないでください」とだけだったんです。そして彼がまずしたことは、みんなの「自由を奪う」ことでした。

ION■ 同意を得ずに全員の出勤時間を大幅に早めて、OPEN時間も1時間前倒しに。労働時間を強制的に増やされた上に、それまでの生活時間を変えられた従業員のほとんどは不満爆発でした。僕の方にもLINEで「全員納得していません」とか署名みたいなものも見せてきたぐらいです。

ION■ 次に行ったのは、それまでなかったお店の理念を作って、全員に浸透させて洗脳。急にホストクラブ化した内部は困惑し、辞める人間が続出しました。店の主軸であり、お店の立ち上げメンバーである幹部数人もルイの方針にはついていけずお店を去っていったんです。

ION■ 遅刻や無断欠勤、そしてお店のルールを破った者に対しては容赦なく罵倒しました。僕自身がかなり時間にルーズなので、時間に関してとやかく言うことはなかったんですが、シャイニーになってからはかなり厳しくなりましたね。例えばミーティング時間にいなければ、みんなの前で罵倒し、度が過ぎたことをすればとことん追い詰めていきました。僕のところには駆け込み寺のように、多くの従業員が「ついていけない」と相談しに来ていましたね。

まさに独裁政治を強行した夏希ルイ代表取締役だった。店から聞こえてきた笑い声は怒鳴り声に変わり、居心地の良かった空間はいつしかなくなっていった。ION氏も当初は彼に対し「このままで大丈夫か?」と疑問に思ったそう。

しかし、最初に口を出さない約束した手前、静観ししばらくは見守ることにした。そんなルイ代表の独裁が2ヶ月経った頃、お店に急激な変化が生まれたのであった。それはお店全体の売上が約3倍に膨れ上がったのだ。