戦慄!!夜業界ならではの真夏の怖い話10選

夏の風物詩でもある怖い話。怪奇現象や幽霊はもちろん怖いけど、何よりも恐ろしいのは人間なんじゃない(笑)?ということで、今回は夜の街で働く人たちが本当に出くわした体験談を話してもらいました

■押し入る強盗とまさかのニアミス
NEO TOKYO | 橘 ヒカル

NEO TOKYO
橘 ヒカル
まだ店泊が許されていた頃の話で、営業終わりに従業員が何人か寝てる光景が当たり前でした。酒は昔から元々強い方だったし、店に泊まることって本当に稀なんだけど、何度かはしたことあったんだ。その日もちょっと飲みすぎたせいか少し寝てから帰ろうと思ったんだけど、誰も泊まらないし何となく帰った方が良い気がして、どうにか自宅に。

次の日出勤すると警察が店にわんさかいて、とんでもない事になってました。泊まろうとしていたその日の夜。外国人2人組が窓ガラスを割って店に侵入し、バールで金庫をこじ開けようとしたんだとか。幸い金庫は無事だったものの、高いお酒は根こそぎ持っていかれたようです。もし、お店に俺が寝ていたらどうなっていたことか…

■テキーラ飲みすぎて営業中に裏でバタンQ
FUYUTSUKI -Chocolat- | SORA

FUYUTSUKI -Chocolat-
SORA
ずいぶん前の話なんだけど、営業開始したものの全くお客さんが来なかったから、なぜかみんなで裏でジャン負けテキーラ一気をやり始めました。悪ノリがエスカレートしていき、気がつけばみんなベロンベロン状態に。当然ながらお客さんが来ても対応できず、挙げ句の果てには記憶をなくしてその場で寝てしまったのです。気がつくとお偉いさんが目の前にいて、怒られるというよりも通り越して呆れられました。さすがにそれ以降は余計なアルコール摂取を控えるようになりましたが、あの時の冷ややかな目は今でも忘れられません。

■怖すぎる飲みの場誤解が思わぬ結末に
feel | 宝城 真亜久

feel
宝城 真亜久
10年以上の前のことなんですが、歌舞伎のホスト看板におかげさまで載せてもらってた時です。2部営業の終わりでそこの前を歩いていたんですね。すると叙々苑の方から反社会組織らしき人が来て話しかけてきました。「お前はこの看板のやつだな?」と「はい、そうです」と答えると「いま、兄貴と飲んでるから来い」と言われ強引に連れて行かれました。

お店の中に入ると、ドラマかのようにそういった人たちが並び、1番奥のお誕生日席にその兄貴が座っていて、両サイドにはホステスの方が4名ほどいました。「兄貴!そこの看板に載っていたホストです」って紹介されました。そしたらその兄貴は「知らんな〜」と。でしょうね!と思ったんですが、横のホステスが「この人知ってる〜。○○の店の人でしょ」と言ってくれました。「お〜そうか頑張ってんだな」「おかげさまで」というやり取りがあり、その後「お前ホストやったら飲めるやろ」と。営業終わりで結構辛かったのですが、断る選択肢はなく限界まで飲みました。「すご〜い!」「さすがホスト!」なんて声が聞こえてきましたが、いち早くこの場を去りたい一心でしたね。

もはや限界突破していたので勇気を出して「すいません、僕はこれで失礼させていただきます。ありがとうございました。お会計は自分の分は払わさせていただきます」と言ったら、「おいっ兄貴の前で恥かかせんじゃねーよ」と顔をバチンと叩かれました。「もう1杯飲め」「いや営業終わりでこれ以上飲んだら…」「いいから飲め」今度はバチンと反対側の顔を叩かれました。仕方なく飲み「ではこれで失礼します」と店を出ました。すると後ろから舎弟らしき人が走ってきて「大変申し訳ございません。ホストさんの顔に傷つけるようなことをして!これ受け取ってください!」とポケットからクシャクシャの現ナマを5万ほど出してきました。受け取ったら何があるかわからないので「大丈夫です大丈夫です」断ると、その人が土下座して「申し訳ありませんでした」と。「頭上げてくだい!全然気にしてませんので」と逃げるようにその場を去りました。

一週間後、同業さんのところに行ってシャンパンを入れたんです。その時にマイクを振られて一言を勧められたんですね。お店のBGMも止み一瞬静かになったその時に向こうの方から女の子の声で「あの人知ってる!叙々苑の前でヤ○ザに土下座させてた人だ!」と。その店が一瞬にして凍りついたのは言うまでもないです(笑)

■円満退社のはずが一変、激怒するお偉いさんの手には…
IGNITION | 綾瀬 蓮

IGNITION
綾瀬 蓮
僕がホストを始めて1年ぐらい経った頃の話です。なのでもう10年ぐらい経つのかな?今でこそ考えられないけど、当時のホストクラブはどの店もオラオラで、拳が毎日のように飛び交っていました。僕と同期で入った子がある日飲みの席で、その時のお店のお偉いさんに「家族の元に帰るので辞めたい」と伝えました。成績もまずまずで仕事も真面目だったし、辞めたい理由もふざけていなかったので、上の方も残念そうにしながら「仕方ないな。そっちでも頑張れよ」と円満にその場は収まりました。

しばらくしてみんなもお酒が大分入って、僕がトイレから戻るとなぜかその子が上の方にボコボコにされていました。そして、近くにあったフルーツナイフをその子に突きつけて「殺すぞ」と一言。もう慌ててみんなで止めに入りましたけど、その子はその日に飛びました。本当に怖い世界だなと実感した若かりしき日の思い出

■送ったはずの子が家の前に
feel | 柴田リヒト

feel
柴田リヒト
3年ぐらい前のホスト初期の事なんですが、飲むと結構酒乱の傾向があるお客様いらっしゃいました。月に5〜6回来ていただける方でしたし、多少の無茶は我慢してたんです。。その日も結構飲んでいて、いつものように酒乱気味に。そのままアフターに行って飲んだ後に、その子の家までタクシーで送り届けました。その後自宅に戻って、タクシーを降りると後ろを走っていたタクシーからその子が降りてきたんです。どうやらタクシーを降りてから、すぐにタクシーを拾って跡をつけてたようです。さすがに怖くなって、見て見ぬ振りをしてマンションに逃げ込みましたよ

■屋上に行くとフェンスを超えた女の子の姿が
バカラ | まどかママ

バカラ
まどかママ
昨年の10月。私が以前勤めていたBarのビルでは、その月に3人の女の子が飛び降りをしてたから少し過敏になっていたんだけど、ある日いつものように営業をしてたの。するとたまに遊びに来てくれていた女の子が店に来て「担当に裏切られた、死にたい」って。しかも遺書まで書いてきて見せてきたから、なんとか踏みとどませようと何時間もかけて説得して気分を落ち着かせて帰らせたわけ。その後は普通に営業に戻って、他のお客様とグイグイしたりゲームをしてたのよ。良い感じに酔いも回ってきたその時、私のスマホが鳴ったわけ。出るとさっき説得した女の子からで「いま、まどかさんの店の屋上。これから飛び降りるね」ブチッ

一瞬で酔いが醒めた私は、猛ダッシュで屋上に行くと、そこにはフェンスの向こう側に立って、いまにも飛び降りそうなその子の姿が。「私の手を握って〜」と大声で叫び、無理やりその子を引っ張ってフェンスのこちら側に引き戻して、なんとか阻止できたのね。その後、サブ担を呼んで説得して事なきを得たんだけど、もう2度とあんな思いは御免だわ

■売人と間違えられ警察が自宅まで

SHINY | 森永ここあ

SHINY
森永ここあ
ちょうど1年ぐらい前のことなんですが、歌舞伎町をお客さんと歩いていたら急に警察が来て職質。昔からなぜか「薬やってるでしょ?」とよく言われるんですが(笑)、本当に一切そういった類はやったことないし、ましてや危ないものなんて持ってないので快く承諾しました。しかし、一緒にいた女の子は頑なに拒否。まさかと悪い予感がして、警察がその子のカバンをチェックすると、持っていてはいけない物が出てきてしまったのです。

当然2人とも警察署に連れて行かれ取り調べが開始。話を聞いているとどうやら僕は売人だと思われているようでした。相手は取り調べの、僕は夜の世界の、言わばお互い喋りのプロなだけに、段々とその状況が楽しくなってきたんですよね(笑)。警察の方もおそらくコイツは薬とは無関係だと途中からわかったのか、最終的にはめちゃくちゃ優しくなりました。そんで帰ろうとした時、別々の部屋で取り調べしていた女の子の声が聞こえてきたんです「あいつはただのホスト!」「私が勝手に貢いでるだけ!」と。僕に迷惑をかけないように言ってくれてるとわかっていたんですけど、なんだかその言葉がショックで落ち込んだのを覚えてます(笑)。

後日、警察が僕の家を調べに来たのですが、何も出るわけもなく無罪であることが証明されました。女の子は20日拘留となり、20日目に原宿警察署まで迎えに行きました。おそらくタバコを吸いたいのだろうなと思って用意してたのですが、めちゃくちゃすごい勢いで吸ってましたね(笑)。そんで半端ないヤニクラが襲ったようでヨロけてましたよ

■常連の感じの良いお客様には実は違う一面が…

CLUB SEASONS | 楽理流 れん

CLUB SEASONS
楽理流 れん
結構な頻度で通ってくれていたお客様がいました。とても話しやすくて良い方だったのですが、ある日ぱったりお店に来なくなったんですよね。なんでかな〜?なんて思ってた数日後、なんとなくニュースを見ていたら、見慣れたそのお客様の写真が。実は窃盗をやっていたようで捕まった報道だったんです。何のお仕事をしているのか頑なに教えてくれなかった理由がそこでわかりました。

■記憶がキレイに抜け落ちている原因は同じ店の…

NEO TOKYO | リッキー

NEO TOKYO
リッキー
この業界に入ってお客様やスタッフとのトラブルもなく、対人で特に怖い思いをした事はありません。が、度々不思議な現象に合うんです。それは記憶が完全に抜け落ちているという事が度々あるのです。お店でしこたま飲んだ(飲まされた)後に、あまり名前を出したくはないので伏せ字にしておきますが、HさんとBARに行きました。そこでも同じようにHさんに飲まされたまでは覚えているのですが、気づいたら家で寝ていました。後日、一緒にBARに行ったスタッフから「昨日はめちゃくちゃだったけど覚えている?」と。すごい飲んだ事まではかすかに覚えているけど、どうやって家に帰ったかまでは完全に覚えてないので、どんな事があったのか詳しく聞きました。

飲みすぎて寝てしまった僕がおもむろに起き上がり、みんなが飲んでいる卓でいきなり放尿をしたというのです。しかも3分間ずっと出しっぱなしで、止まったと思ったらまた放尿したというのです。いやいやサスガにいい大人がそんな事しないでしょと話半分に聞いてたのですが、他のスタッフも全く同じ事を言うのです。ちなみに止まらないオシッコをどうしたかというと、みんなでおしぼりを使ってダムのように囲いを作ったらしいです。速攻で迷惑をかけたBARに行って何度も謝りましたが、先方は苦笑いでしたね。こんな事になったのも、店でもBARでも飲ませるヒカ…Hさんのせい。僕はあの人が本当に恐ろしい

■レッドブルと大量の髪、ストーカーはまさかの

SHINY | 五月五月

SHINY
五月五月
1年ぐらい前の話です。仕事を終えて自宅に帰るとポストに手紙が入っていました。それはラブレターで「いつも見てます」とか「好きです」とか書いてあって、名前や連絡先もなくただそれだけでした。翌日も帰るとまた同じ字のラブレターが入っていました。そこで気づいたのですが、なんで部屋番号を知っているのかな?と。その時は、特にそこまで気にしなかったのですが、翌日もさらに翌々日も手紙が入っていて、ちょっと怖くなってきました。

その日、恐る恐るポストを開けてみるとそこに手紙はありませんでした。少しホッとしてオートロックを開け、エレベーターに乗り自分の家に向かうと、ドアノブにビニール袋がかかっていました。中を見るとレッドブルやらお菓子、そして例の手紙が入っていたんです。数日後、またも家に帰るとドアノブに同じようにビニール袋がかかっていて、違ったのは中身でした。中にはレッドブルと下着が入っていました。そして、さらに数日後、今度は大量の髪の毛がレッドブルと共に入っていたのです。もう恐怖MAXで、さすがに一緒に住んでいたスタッフに話すと「それは完全にストーカーだから警察に相談した方が良い」と。ということで、警察に行って事情を説明すると「ストーカーは特定が難しい」とのことで軽くあしらわれました。

これまで出会ったお客さんで、こういった事をしそうな子に狙いを絞り何となくさぐりを入れたりしたのですが、決定的な証拠は出なくて犯人はわからずじまいでした。ただ、このままだともっとエスカレートしそうな予感がしていたので、出かけたふりして隠れて見張ることにしたんです。すると数時間後に女性がマンションに来て、僕のポストに何やら入れたのです。「こいつだ!」と思って、思い切って声をかけました。向こうもびっくりしていましたが、すぐに観念してこれまでの事を謝罪してくれました。怖かっただけで特に被害もなかったし、レッドブルも美味しくいただいたので(笑)、大ごとにはせず2度としないようにお願いしました。ちなみにその子は高校二年生の女の子で、大久保駅で僕を見かけて気になって跡をつけただけで、仕事とは全く関係なかった子でした